ロジハイツを建てるまで、建設予定地で物件コンセプトを決めるイベントを開催してきました。(イベントについてはこちらにまとめています)
イベントを通して改めて、この町にはユニークで地域愛に溢れた方がたくさんいて、私はそんな人たちと友達になったことで、荒川区への愛着が増しているんだなと気がつきました。この「人」たちが町の魅力なんだろうなと思いました。魅力的な人たちが、荒川区の個性的な場を作り育てている。それを知れば知るほど、町に住み続けたくなる。
そうして浮かんだコンセプトが『町に長く住みたくなる賃貸住宅』です。
“町”というのがポイントです。つまり住人さんには物件だけでなくこの町(荒川区)に愛着を持ってもらいたい。
賃貸物件ですし、住人さんがどうしても引っ越しせざるえない状況は発生するものです。そんなときでもこの町内での引っ越しを思わず検討してしまう。いつか荒川区に戻ってきたくなる。そんな気持ちになれる物件を目指したいと思い、企画しました。
初めて町に引っ越してきた人が町に愛着を持てる状況というのは、人とのつながりができた時だと思います。ただし、いきなり地元の人と交流を図ることはとても難しい。
なので地元の人との接点となる要素を建物に用意することで、交流の機会を創出したいと考えました。
そのための仕組みとして屋上にシェア菜園、1階に喫茶店を設けることに。
屋上シェア菜園は会員さん同士でタネの育て方の相談をしたり、収穫祭を一緒にしたりする時間もあれば、ひとり黙々と植物に向き合う時間もとれる場です。
1階の喫茶店ではオーナーと談笑してもいいし、一人のんびり過ごしてもいい。ひとり時間も交流時間も持てる場。その中で、この町や人への愛着が育まれたらすごく嬉しいなあと思い決めました。
それぞれがご自身のペースで地域との交流を育んでいける"関わりしろ”を持てる場になれば、と思っています。
こうして決めた物件のコンセプトを資料にまとめて、建築家さんを探しました。
ご依頼したのは荒川区の一級建築士事務所 KAKINOKIさん。かわいくてホッとする空間を手がけられていること、荒川区への愛着を共有できること、物件完成後も一緒に育てていけるイメージを描けたので、依頼させていただきました。
KAKINOKIさんが大切にしている『建築をつくることは、少なからず何かを犠牲にすることがある。その中でも大切な想いを残し、生みだせるようにしていきたい。』という優しい視線が、本物件にも活きています。
施工は三芳建設さんとハセベさん。どちらも荒川区の企業です。
三芳建設さんは、ロジハイツの兄弟物件『トダビューハイツ』の施工もしてくださっています。
戸田 江美
大家/デザイナー
一級建築士事務所 KAKINOKI
ロジハイツ設計
三芳建設/
株式会社ハセベ
ロジハイツ建設
伊藤 賢司
想像建築 運営サポート/
行政職員
今場 雅規
想像建築 運営サポート/
都市計画
安谷屋 貴子
想像建築 運営サポート/
トダビューハイツ元・住人
想像建築 運営サポート/
トダビューハイツ
元・住人
想像建築のイベントにご協力、ご参加してくださった皆様
戸田ファミリー
大家/江美への叱咤激励